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通信教育部の入学資格は、通学制の大学入学資格(高等学校卒業等)と同じです。また、入学(編入学)に際しては、志望理由書などの出願書類を基にした書類選考のみとなります。筆記試験は行いません。
入学後、4年以上在学し124単位以上修得すれば、卒業及び学士(文学)の学位が取得できます。
※1年次入学の方は、休学期間を除き、最長16年間在学可能です。
大学・短期大学を卒業された方は、学部・学科を問わず3年次編入学が可能です。卒業要件124単位中62〜64単位の範囲で編入学単位を認定します。(編入学も書類選考のみ)
編入学後、2年以上在学し文化財歴史学科の専門科目を60〜62単位修得すれば、卒業及び学士(文学)の学位が修得できます。
※3年次編入学の方は、休学期間を除き、最長10年間在学可能です。
博物館学芸員は、博物館に専門事項(資料の収集、保管、展示、調査、研究等の事業等)を司る専門職として置くことが義務づけられています。博物館等が目的を達成するために必要な機能を果たしうるかどうかは、学芸員の活動、能力にかかっています。本学通信教育部では博物館学芸員を養成するための課程を開設しています。資格取得には卒業要件と別に、学芸員資格科目の単位修得が必要となります。
1年次入学生、3年次編入学生(科目等履修生は除く)は、卒業に必要な単位とは別に博物館学芸員資格科目を通信教育部において修得すれば、卒業と同時に博物館学芸員資格が取得可能です。
<注意事項>
※科目等履修生は博物館学芸員資格科目は履修できません。
※他大学で修得した科目は、博物館学芸員資格科目として単位認定はできません。
※本学通信教育部では、博物館学芸員資格は卒業と同時に資格取得となりますので、入学後に博物館学芸員資格科目だけを修得しても資格の取得はできません。
科目名 | 単位数 | 授業方法 | 備考 |
---|---|---|---|
生涯学習概論 | 2 | T | 9科目 19単位 必修 |
博物館概論 | 2 | T | |
博物館経営論 | 2 | T | |
博物館資料論 | 2 | T | |
博物館資料保存論 | 2 | T | |
博物館展示論 | 2 | T | |
博物館教育論 | 2 | T | |
博物館情報・メディア論 | 2 | T | |
博物館実習 | 3 | S |
博物館学芸員資格 | ||
---|---|---|
印刷教材等による授業履修費 | 80,000円 | |
実習費 | 3年次 | 36,000円 |
4年次 | 18,000円 |
本学図書館は、数多くの学術書や学術雑誌を収蔵しており、蔵書数は約55万冊にのぼり、すべてインターネットによる蔵書検索が可能です。世界最古の印刷物と言われている『百万塔陀羅尼経』をはじめ貴重な図書も所蔵し、奈良に関係する資料、都道府県史も充実しており、全国の文化財に関する専門書は他大学を圧倒します。
さらには、2014年5月、日本考古学協会から6万3千冊にものぼる文化財研究の専門書を寄贈いただき、これにより15万冊を超える文化財専門書が揃い、日本屈指の歴史・文化財情報に関する知の拠点として、全国から注目されています。
通信教育部で学ぶ学生の皆様は、10冊3週間の貸出が可能で、送本貸出制度も設けています。
入学選考料 | ¥10,000 |
---|---|
入学金 | ¥20,000 |
学費(¥190,000×4年間) | =¥760,000 |
スクーリング授業料 (¥8,000×30単位) |
=¥240,000 |
合計 | ¥1,030,000 |
編入学選考料 | ¥15,000 |
---|---|
入学金 | ¥20,000 |
学費(¥190,000×2年間) | =¥380,000 |
スクーリング授業料 (¥8,000×8単位) |
=¥64,000 |
合計 | ¥479,000 |
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現在、本学通信教育部には、18才〜88才の約1400人(2022年10月現在)の方が在籍中で、平均年齢は59才(男性62才、女性56才)、60代の方が一番多く、全体の約4割を占めています。地域別では、関東圏にお住まいの方が約4割、近畿圏にお住まいの方が約3割となっております。また、ほぼ全ての都道府県に在籍の方がいらしゃいます。
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スクーリング(面接授業)は、奈良大学と奈良を中心とした地域で、夏期(7月〜9月)・冬期(12月〜3月)に実施します。
授業は、1科目連続3日間で開講します。開講日は、原則、金・土・日の週末3日間となります。3日間の受講で1科目を完結します。また、スクーリング期間中(3日間)、教育効果を高めるため、学外授業を行なう科目も開講します。
◎学外授業実施施設◎
平城宮跡、興福寺、春日大社、新薬師寺、大神神社、飛鳥寺、石舞台古墳、高松塚古墳、飛鳥資料館、大和文華館など(予定含む)
3日間のスクーリングを通じて知り合った同級生たちとは、放課後に夕食会を開いたり、メールのやり取りをして勉強の悩みを相談したりしました。
このような年齢になって、一緒に学ぶ新たな友達を得ることは奇跡だと思います。一緒に学び、苦しみや喜びを分かち合った同級生たちとは生涯の付き合いになりそうです。
(東京都在住・50代・女性)
とりわけ楽しいのはスクーリングです。大勢の幅広い年齢層の学友たちと一緒に、奈良の古寺・旧跡を巡る学外授業に加え、教室で直に聞く先生方の講義は、大変興味深く、これまで知らなかった知識や新たな視点を与えてくれ、「こんな世界があるんだ」と、まさに感動を呼び覚まされるものです。
(東京都在住・50代・男性)
(スクーリング料:1単位8,000円)
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各時代の歴史遺産や文化財をひもときながら、日本を中心とした歴史学・文化財学を修得できます。密接に関わる2つの分野を、体系的に修得できるのは、歴史的環境に恵まれた奈良大学ならではの魅力です。
文化財歴史学科は、日本を中心とした歴史と文化に軸足を置いた歴史学、各時代の歴史遺産・文化財に軸足を置いた文化財学を密接に関連させた教育を行うことを特色としています。史料と実物の融合を図り、体験的に歴史学・文化財学が学べる環境を提供します。
近年のめざましい考古学上の成果を、通史的歴史叙述に位置付けると共に、世界史的観点から日本歴史の特質を究明し、「覚える歴史」ではなく、「考える歴史」を企図します。
「奈良はすぐれた歴史的環境を今に伝え、それ自体が文化財歴史学科の教室であり、演習室であり、歴史遺産・文化財を有する収蔵庫である」と考え、教育の実践の場とします。こうした教学の目標を掲げ、古代国家の中心であり、先人達が残した伝統・文化が今もなおいきづく奈良から全国へ歴史学・文化財学の情報発信を行います。
奈良は歴史と文化財の宝庫です。のちに律令国家へと発展していく大和王権の根拠地であり、その後、飛鳥時代・奈良時代の日本の首都として栄えました。784(延暦3)年に都が山背盆地北部の長岡京、そして平安京に移されたあとは、寺院が残された今の奈良町の地域を除くと、次第に喧噪を離れて農村の風景に戻っていきましたが、そのお蔭で多くの文化財が、地上にも地下にも良好な状態で保存されることになりました。千年の都として存続して今に至る京都に比べると、たいへん地味ではありますが、若き日本の古代国家の生命力と国際色にあふれた文化の名残をそこかしこに感じ取ることができます。
奈良大学はそうした奈良の都、平城京の北側に広がる平城山丘陵の一郭に位置します。この丘陵には平城宮の建物の屋根に葺かれた瓦を焼いた瓦窯の跡や古墳が点在しています。また、特別史跡・世界遺産平城宮跡に隣接する絶好のロケーションでもあり、平城宮跡の北に展開した聖武天皇の離宮松林苑の跡地を通り抜け、平城宮跡まで歩いて40-50分ほどの距離にあります。
本学通信教育部文化財歴史学科は、奈良大学で行われている歴史と文化財の宝庫奈良の地で培われた歴史や文化財に関する最先端の授業を居ながらにして体験していただけるものとして、2005年に創設された通信制の課程です。これまでに約1,800名の卒業生のみなさまを送り出しています。いつでもどこでも学びたいと思い立ったそのときに、みなさまのライフスタイルに合わせて、奈良で歴史や文化財を学ぶ喜びを味わっていただくことができます。
日本史を中心に、文化財学、歴史学の多彩な分野の講義科目を受講できるのが大きな魅力ですし、日常ご自宅などで取り組むテキスト科目と並んで、大学にお越しいただいてこの奈良の地でスクーリング科目を受講するという、独特のカリキュラムも設けています。
過去を学び研究することは、今を生き、未来を作るための糧となります。10件の特別史跡、約250件の国宝、そして3件の世界遺産を擁する奈良のこの抜群の歴史環境のなかで育まれた文化財歴史学科での学びによって、みなさまの未来がより豊かなものになることを心から祈っています。
通信教育部の学習の中心は
テキストを用いた在宅学習。
通信教育部の主になる学習方法は、印刷教材による授業(テキスト科目)です。これは大学から配本するテキストと担当教員が学習の要点などを示したサブテキストを基に、自宅で学ぶ在宅学習です。科目ごとに与えられたレポート設題に対してレポートを提出し、担当教員が添削指導を行います。レポートに合格すれば、科目修得試験に進みます。科目修得試験は、奈良大学のほか、札幌、東京、横浜、静岡、名古屋、岡山、広島、福岡など(予定)の各都市で実施します。試験に合格すれば、学年末に単位修得になります。
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歴史叙述というものは、史料に立脚していなければならず、そこが小説と異なるところである。日本古代を例に、いかなる史料があり、どのような性格を持つか、史料に歴史を語らせるにはどんな方法や手続きが必要なのかを、主に文字で書かれた文献史料を中心として、具体例に即し展望する。
歴史学としての考古学の立場から、それがどのような学問であるのかを理解するとともに、考古学の資料の性格や独自の年代決定法などその基礎的方法、さらに考古学による歴史研究法の概要を学習する。
奈良は、各時代のすぐれた文化財が数多く現代に伝えられています。本講義では、重要な文化財が集中する地域を幾つか選び、豊かな歴史遺産・文化遺産を実地に踏査しながら、遺跡・遺物を考古学的に観察することによって、歴史を学ぶこととします。
奈良の文化風土を近代文学の立場から眺め、今日の社会の中での奈良の風土の意味や意義を考察する。具体的には、奈良の風土との直接の触れ合い=文学散歩と、教室での講義で展開したい。
歴史地理学の諸問題について、事例を示しながら検討する。①歴史地理学の課題、②近世都市研究の課題、③景観の復原とくに近世城下町の形成過程や変容など具体的な事例をあげて、これまでの歴史地理学や関連分野で得られた研究成果とともに、その諸問題にせまる。
「シルクロードの歴史と文化」をテーマとする。「シルクロード」地域は、古来多くの民族が興亡し、隣接するインドやイラン、中国とさまざまな形で交流が行われた。異文化交流の大いなる舞台であったこの地域の歴史と文化について学習する。
私たちの周囲には仏教的な資料が溢れている。その中で最も身近に存在する寺院と墓を中心にテーマを設定し、授業を行う。寺院関係では寺の建物配置(伽藍配置)について解説した後、平城京内に配置された寺院について考える。また寺院関連事項として古代における仏塔の存在意義は大きく、その種類や構造について概説する。次に葬送墓制では、古代から中世を中心に宗教的観点に立脚して概説し、仏教色の有無についても考える。また各論として石塔(これは仏塔の延長上にあります)、経塚、仏具(梵鐘)についても言及し、仏教関連の遺構や遺物を理解するとともに歴史的な位置付けも考える。
板絵と社寺建造物彩色の保存修復と調査をテーマとする。具体的には、①江戸時代後期から明治時代初期までの絵具画材について、種類・内容・使い方の習得。②板絵の剥落止め処置材料の変遷を学び、現在の剥落止め処理の原則と基礎的な技術の実習。③社寺建造物彩色の調査と価値付け、様々な修復方法について学習などを行う。
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